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光回線のONUってどんな役割?モデムやホームゲートウェイとの違いについてわかりやすく解説!

光回線 ONU 役割

この記事では、光回線を申し込んだ時に自宅に送られてくるONUの役割について紹介し、、モデムやホームゲートウェイとの違いについて詳しく解説していきます。

また、「ONUは自分で購入できるの?」「壊れた時どうするの?」など、皆様の疑問に思う点について、具体的に紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

ONUって一体何?役割について解説

ONUは、光回線から送られてくる光信号を、パソコンやスマホなどが受信できるようにデジタル信号に変換する役目を持つ装置で、光回線終端装置と呼ばれます。

このONUは、自宅に設置した光コンセントとパソコンやスマホなどの接続機器の間におき、それぞれの信号を変換し相互に利用できるようにするために必須の装置です。

このように、光回線と契約しても、ONUなしではパソコンやスマホでインターネットを利用できないので、注意が必要です。

  • ONUとモデムの違いはどんなところ?
  • ONUとWi-Fiルーターって何が違うの?
  • ONUとホームゲートウェイはどこが違うの?
  • ONUとWi-Fiルーター一体型のONUって?

ここでは、上記4点について解説していきます。

ONUとモデムの違いはどんなところ?

ONUとモデムの見た目はよく似ていますが、ONUが光信号をデジタル信号に変換する役割を持つのに対し、モデムはアナログ信号をデジタル信号に変換する装置です。

現在は、光回線が主流となっていますが、以前は電話回線を用いたアナログ回線が広く用いられていました。

なお、光回線に変更していない戸建てやマンションでは、このアナログ回線と呼ばれるADSL回線での通信も多く使われています。

しかし、ADSL回線は2025年1月にサービスが終了するので、現在ADSL回線を利用している方は、光回線への移行がおすすめです。

ONUとWi-Fiルーターって何が違うの?

ONUは、有線LANの差し込み口が一つしかないのが特徴で、接続はパソコン1台のみとなります。

一方、Wi-Fiルーターは無線LAN機能が搭載されているので、パソコンやスマホを何台でもWi-Fi接続することが可能です。

しかし、Wi-Fiルーターには、ONUの機能である光信号をデジタル信号に変換する役割が無いので単体での使用はできません。

このように、Wi-FiルーターとONUは接続することで、インターネットが利用できるようになります。

ONUとホームゲートウェイはどこが違うの?

ONUは光信号をデジタル信号に変換する装置で、一台の端末しか接続することができませんが、ホームゲートウェイには、ONUの機能とWi-Fiルーターの機能が搭載されているので、それ一台で、複数の端末と同時接続が可能です。

このホームゲートウェイは、「光回線」とIP電話である「光でんわ」を申し込んだ時に、光回線事業者からレンタルされます。

なお、Wi-Fiの利用に際し、月額料金が発生するか無料で利用できるかは、プロバイダによってことなるので、注意してください。

また、このホームゲートウェイは光回線事業者からのレンタルであり、契約終了後には返却の義務があり、返却をおこたると、違約金が発生するので、契約が終了したからといって、処分することのないようにしてくださいね。

ONUとWi-Fiルーター一体型のONUはどこが違うの?

ONUは、光信号をデジタル信号に変換する機能をもつ単体の機器で、スマホやパソコンでWi-Fi接続する時には、Wi-Fiルーターと接続して使用する必要があります。

一方、Wi-Fiルーター一体型のONUは、ONUとWi-Fiルーターの機能をあわせてもっており、これ一台で複数の端末と同時接続が可能です。

なお、ホームゲートウェイと同じでは?と思われるかもしれませんが、ホームゲートウェイはひかり電話を申し込んだ時にレンタルされる機器であり、Wi-Fiルーター一体型のONUはひかり電話の加入の有無を問いません。

しかし、申し込む光回線事業者により、「ONU」+「Wi-Fiルーター」なのか、「Wi-Fiルーター一体型ONU」なのかが違うので注意しましょう。

また、Wi-Fiルーター一体型ONUは、機器が一つなので、配線がごちゃごちゃせず、家の中がすっきりするというメリットがあります。

ONUはどこで購入できるの?

ONUは、光回線を申し込むとレンタルされるものであり、購入はできません。

また、契約した光回線との契約が終了すると、返却の義務があるので、買取などができないものとなります。

  • ONUは家電量販店やメルカリで購入できる?
  • 人からもらったONUは使えるの?

ここでは、上記2点について解説していきます。

ONUは家電量販店やメルカリで購入できる?

ONUは、契約した光回線事業者から提供される機器ですが、インターネットで検索すると、メルカリやヤフオクで出品されています。

しかし、ONUは光回線事業者がレンタルする時に、個々の識別番号を登録しており、契約期間が終了すると、継続使用はできません。

なお、ONUは契約を満了すると、返却の義務があり、返却しないでおくと、機器相当額を請求されてしまいます。

このように、家電量販店では購入できないことはもちろんのこと、メルカリやヤフオクなどで購入したONUは利用できないので、注意してください。

人からもらったONUは使えるの?

友達からもらったONUも、メルカリやヤフオクで出品されている商品が利用できないのと同じで、使用することはできません。

なお、「引っ越すからあげるよ」と言われた時は、「機器代金を払わされるよ」と教えてあげましょう。

また、ONUは光回線事業者と契約すると、無料でレンタルされるので、自分で機器を用意する必要はないので、安心してください。

友達がくれる機器が「Wi-Fiルーター」の場合は、ONUと接続することで、スマホやパソコンをWi-Fiでつなぐことでできるので、ありがたくもらっておきましょう。

ONUが故障した時のサインとは?その対処法も紹介!

ONUは、光ケーブルから送られる光信号をパソコンやスマホで受信できるデジタル信号に変換する装置で、ほぼ常時接続している方も多いと思います。

そのため、疲れてランプが消灯するなどの不具合が生じたり、故障したりする可能性があります。

  • 認証(AUTH)ランプが消灯した場合
  • UNIランプが消灯した場合
  • 光回線ランプ(PON/TEST)が消灯した場合
  • 電源ランプが消灯した場合

ここでは、上記4点について、ランプが消灯した意味と対処法について解説していきます。

認証(AUTH)ランプが消灯した場合

認証ランプ(AUTH)が消灯した場合は、ONUが正常に作動していないことが考えられます。

この場合は、ONUの電源を落とし、再起動を試みてください。

電源を落とす手順は、パソコン、Wi-Fiルーター、ONUの順番でおこない、再起動する場合は、その逆になります。

上記の手順で再起動をすると、たいていの場合は、ONUがリセットされ、正常にランプが点灯しますが、それでもランプが点灯しない場合は、ONUが故障している可能性があるので、契約している光回線事業者やプロバイダに連絡し、交換してもらってください。

UNIランプが消灯した場合

UNIランプが消灯している場合は、ONUと他の機器の接続がうまくいっていないことが考えられます。

ONUとWi-FiルーターをつないでいるLANケーブルを一度取り外し、カチッと手ごたえがあるまで差し込みましょう。

もし、LANケーブルを接続しなおしてもUNIランプが点灯しない場合は、LANケーブル自体が劣化している可能性があるので、新しいLANケーブルに取り換えてください。

上記の作業をしてもランプが点灯しない場合は、パソコンとONUを直接LANケーブルで接続してみましょう。

この時にUNIランプが点灯したら、Wi-Fiルーターが故障していることがわかるので、Wi-Fiルーターを新しいものに交換してください。

また、UNIランプが点灯しない場合は、ONUが故障している可能性があるので、契約している光回線事業者やプロバイダに連絡し、状態を説明し、新しいものに交換してもらいましょう。

光回線ランプ(PON/TEST)が消灯した場合

光回線ランプ()PON/TEST)が消灯している場合は、光コンセントからONUまで光信号がうまく届いていないことが考えられます。

そのため、まず光コンセントに差し込んだケーブルを抜き、再度入れなおしてください。

上記の作業をしても光回線ランプ(PON/TEST)が点灯しない時は、ONUの故障が考えられるので、契約している光回線事業者やプロバイダに連絡し、新しいONUに交換をしてもらってください。

電源ランプが消灯した場合

電源ランプが消灯している場合は、機器の故障またはコンセントの異常が考えられます。

まず、光コンセントに差し込んだケーブルを抜き、再度電源をいれなおしてみましょう。

それでもランプが緑色に点灯しない場合は、別のコンセントに差し込んでください。

違うコンセントに差し込んで緑色のランプが点灯した場合は、コンセントの故障で、それでも点灯しない場合は、ONUの故障である可能性が高いといえます。

また、ONUの電源ランプが赤色に点灯している場合もONUの故障しているので、ONUを交換してもらいましょう。

ONUが故障しているかも?と思った時の解決方法!

ONUは、光信号をデジタル信号に変換する機械で、インターネットを利用する上で必須の装置となります。

そのため、常時接続している家庭が多いと思いますが、時として「インターネットが最近遅いかも!」「Wi-Fiの電波が不安定になるよ!」など、不具合が出ることがあります。

  • 機器を再起動する
  • LANケーブルを交換する
  • ONUを交換してもらう

ここでは、トラブルの対処法を3つ紹介します。

機器を再起動する

再起動手順

  • パソコン→Wi-Fiルーター→ONUの順に電源を切る
  • ONU→Wi-Fiルーター→パソコンの順で電源を入れる

インターネットが遅いなどの不具合が生じている時は、まず、再起動をしてみましょう。

ONUは常時接続していることが多いので、小さな不具合が積み重なることで、本来のパフォーマンスが発揮できなくなる傾向にあります。

そのため、3カ月に1度くらいの頻度で、再起動してあげてください。

また、再起動は、上記の順番で行いますが、電源を切ってから5分程度放置してから、電源を入れなおすようにしましょう。

LANケーブルを交換する

LANケーブルもONUと同じく、長期間使用しているので、経年劣化して従来の性能が発揮できないことがあります。

そのため、ONUを再起動してもインターネットの速度が遅い場合は、ONUとWi-Fiルーターを接続しているLANケーブルに原因がある可能性があります。

これまで使用していたLANケーブルを新品に変更することで、正常にインターネットが利用できることがあるので、LANケーブルの交換を試してみましょう。

LANケーブルは家電量販店のほか、アマゾンや楽天などですぐに手に入り、価格も500円~1,500円程度とお手頃です。

ONUを交換してもらう

ONUの再起動をしたり、LANケーブルを交換しても「十分にインターネットの速度がでない」という方は、ONUの故障の可能性があるので、契約している光回線事業者やプロバイダに連絡し、交換を依頼しましょう。

なお、ONUは、光回線事業者やプロバイダからレンタルされるものであり、契約者ごとに情報が読み込まれています。

そのため、メルカリやヤフオクでONUが出品されていますが、購入しても利用できないので、安いからと言って「ポチっ」としないようにしましょう。

また、レンタルされるONUは、経年劣化による故障や不具合が生じた場合は、無償で交換してくれることが多いですが、故意に破損した時は機器料金を請求されるので、取り扱いや置き場所には注意してください。

ONUについてよくある質問

光回線を申し込んだ時に送られてくるONUは、インターネットを使う上で必須の装置ですが、疑問点もさまざまあると思います。

  • ONUはどこで売ってるの?
  • ONUを処分してしまったらどうなる?
  • 他の光回線に変更したらONUはそのまま使えるのか?

ここでは、上記3点について紹介していきます。

ONUはどこで売ってるの?

ONUは、契約した光回線事業者やプロバイダから無償でレンタルされるもので、市販されていません。

しかし、メルカリやヤフオクで見かけた方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえ購入しても利用できないので注意してください。

なお、故障した場合は、新品に交換してくれたり修理をしてくれるので、契約した光回線事業者やプロバイダに連絡し、不具合の状況を伝えましょう。ONUを処分してしまったらどうなる?

ONUを処分してしまったらどうなる?

ONUは、レンタル品のため、契約が終了したら返却する義務があります。

そのため、「解約したから捨ててしまおう!」ということが無いように注意しましょう。

なお、ONUの処分してしまったり、返却をしないでおくと、機器損害金として5,000円~1,5000円程度が請求されるので、解約したら早急に返却しましょう。

他の光回線に変更したらONUはそのまま使えるのか?

現在利用しているONUが引き続き使えるかは、乗り換え先の光回線事業者によってことなります。

例えば、現在ドコモ光を契約していて楽天ひかりに乗り換える時は、そのままONUは利用できるので、返却の必要はありません。

なぜなら、ドコモ光と楽天ひかりはともに、NTTのフレッツ光回線をレンタルしてサービスを提供している「光コラボ回線」だからです。

この光コラボ回線は、NTTのフレッツ光回線をレンタルして、多くの事業者が乗り合いでインターネットを提供しており、代表的な事業者として、ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光、楽天ひかり、DTI光などがあります。

しかし、現在ドコモ光を契約していて、auひかりやNURO光などに乗り換える場合は、ONUは返却しなくてはいけません。

どうしてかというと、auひかりやNURO光は、NTTのフレッツ光回線を利用しておらず、独自で光回線を提供している事業者だからです。

このように、まったく違う光回線に乗り換える場合は、ONUを返却する必要がありますが、現在の光回線をやめる時に返却について案内があるので、安心してください。

光回線のONUまとめ

機器の名称特徴
ONU光信号をデジタル信号に変換する装置
モデムアナログ回線をデジタル信号に変換する装置
Wi-Fiルータースマホやパソコンなどの端末をWi-Fi(無線)接続する装置
ホームゲートウェイONU、Wi-Fiルーター、ひかり電話などの機能が一体になった装置

ここまで、光回線のONUや他の機器との違いについて紹介してきましたが、違いがおわかりになりましたでしょうか。

また、ONUは契約した光回線事業者やプロバイダからレンタルされる機器なので、無料で利用できますが、故意に破損したり、契約終了後に返却しないと機器代金相当額が請求されるので、注意してください。

なお、ONUは常時接続している方も多いと思いますが、日々の疲労がたまり時に動きが悪くなり、通常点灯しているランプが消灯してしまうことがあります。

ポイント

  • 認証(AUTH)ランプが消灯した場合→ONUを再起動
  • UNIランプが消灯した場合→ONUの再接続、LANケーブルの変更
  • 光回線ランプ(PON/TEST)が消灯した場合→光ケーブル、電源を抜いてONUを再起動
  • 電源ランプが消灯した場合→ONUの再接続、コンセントの変更

それぞれのランプの消灯により、不具合のサインが違うので、上記を参考にしてみてください。

また、これらの作業をしてもランプが点灯しない場合は、光回線事業者やプロバイダに連絡し、修理するか新しいものに交換してもらいましょう。

ONUは、インターネットをするために必須の機能を有していますが、電子機器なので、調子が悪くなることもあります。その時は、不具合に応じた対処をすることで正常に戻ることもあるので、「最近インターネットの調子が悪いな?」と感じられる方は、ぜひ試してみてください。

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